大野接骨院/ハートプラン研究所 | 上尾市の接骨院

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脳科学から見た良姿勢への適応

ヒトは、背骨を軸に前後、左右に均衡がとれています。骨盤の仙腸関節から環椎後頭窩関節まで、ヒト本来の骨格バランスを意識する必要があります。普段から正しい姿勢を意識することで、あるべき骨格バランスを脳内に覚えさせる事が重要です。

図1 脳科学
脳科学

正しい姿勢とは、出来るだけ肩甲骨を背骨に寄せて、胸を張る意識を持つことが肝要です。背骨は、身体の横から見るとS字状の弯曲を呈しており、頚椎・腰椎では前弯、胸椎・仙骨では後弯であることが望ましいです。猫背姿勢を伴うデスクワークやスマートフォン操作等の長時間作業は、頚部を前方に突出させ、後頚部や背部筋の緊張を誘発します。仙腸関節や環椎後頭窩関節の矯正は、適切な骨格アライメントへ整え、正しい姿勢の意識付けの助けとなります。しかし、この段階では脳内では短期記憶として認識されており、正しい姿勢が脳内で定着されておりません。長期記憶として定着させるために一定期間を必要とします。

脳科学的に若い人で4~6週間、年配になると5~8週間程の期間を要します。短期記憶を長期記憶に変え、良い姿勢が定着してくると、頭痛、後頚部の緊張等、今まで煩わせてきた諸症状の改善が期待できます。普段から左右の肩甲骨背骨に近づけることを意識し、常に脳に言い聞かせることで良い姿勢を記憶し、定着させることが大切です。

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